「3.ブラウン博士の謀略」/umineko
る作為も存在しない。
だけど、その美しさにあらがえないのです。
これはとても示唆的だと思うんですよ。意味を超越した美の存在。自分は文字の意味から逃れられないけれど、たぶん才能ある人たちは、意味を飛び越えて魂を揺さぶることができるのかもしれないな、と。意味を用いずに、直接脳髄に働きかける術。あーその魔法欲しい(笑)。
自由詩って、その力があると思うんですよね。とても感覚的な側面がある。
ただね、「偶然の美を意図する」って矛盾でしょ?多くの場合、「偶然を模しただけの意図」になってしまって、ひどいことになり果てる怖さがある。決まり事の少ない分、よほ
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