「ばあちゃんの不思議なラーメン」/do_pi_can
 
れが、俺の通信機と同調したんだ。俺、ロボット工学やりたいんで、自分の力でこいつを直してやることにしたんだ。だから、このことは、誰にも喋らないでくれよ。

俺ね、何時か仕事を与えられなくても自由に生きていけるロボットを作るのが夢なんだよ。まるで、大昔の草原を自由に駆け回ってた馬っていう動物みたいなロボットをね。

そんなロボットが出来たらばあちゃんに真っ先に見せてやるから、ここで会ったことは絶対内緒にしててくれよね。」

そう言って、少年は、去っていった。ばあちゃんは何かが理解できそうだと思った。自分の体内に息づいて、芽生えてくるものがあった。それは一体何だろう。答えは、薄靄の中だが、手
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