理由なき反抗/腰抜け若鶏
 
らだって たった一人身体中で抗議してた
行きたい場所は夢の中にさえ出てこなかったのにさ

鳴り止まない騒音を聞いてやっと落ち着いた 僕は帰ってきたんだ
相変わらずみんなつまらなそうに地面ばっか見てるな
へいブラザー 調子はどうだい? 間抜けなくらいはしゃいでた

人間という肩書きを捨てた僕に行き場所なんてなかった
旅なんて格好いいもんじゃなくて 脱走だなあれは
聞いたこともないような駅を探して何度も切符を買ったよ

結局哀れなだけだったんだ 惨めな情けない思いをして
こんな所今すぐ出て行ってやるって
何かのせいにしたかった 自分は少しも悪くなかったから

理由なき反抗
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