理由なき反抗/腰抜け若鶏
反抗 この世のすべてを憎んでみた
あんまりにもちっぽけな自分が世界を敵に回した数週間
原因はあなたにもあるのよ 誰一人本当の味方はいなかった
行きたい場所は本当はこの先にあるはずだったのに
きっちり定められた線路に乗せられたオンボロ電車
その行き先を僕は何となく分かっていた
少なくとも僕が行きたい場所で降ろしてくれない事だけは
僕は悪くなかった 同じ事をして許される奴がいるんだ
どうして僕だけ許されていないんだ?
反抗するには十分すぎる理由をこの手に持っていたんだ
理由なき反抗 周りの大人はそう言った
あんまりにもちっぽけな自分が世界を敵に回した数週間
戻ってきても相変わらず 世界は憎たらしくて堪らない
それでも僕はここで生きていく そう覚悟を決めたんだ
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