ホントの友達 第2話/★優輝
 
組に、
 発表の原稿おきっぱなしにしちゃったらしくて。知らない?」
まったくのうそだった、原稿はしっかり机のうえにのっている。
こうでもしないとあやと話せなかったのだ。自分の弱さを責めた。
「え。みてないな、 どのへんだったの?席。」
「うんと。前のほうの窓側だったんだけど。。」
「誰の席だったかわかる?」
「わかんない」 ほんとはしっていた。でも本人に聞いてみれば?
といわれるのがこわくていえなかった。

それに、わざわざあやの元カレに電話をするなんてできない。

「そかぁ。先生にきいてみてあげよっか?」
「え。あいいよ。自分できくから」 あぶないあぶない。
彼女の優
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