ホントの友達 第1話/★優輝
 
トを信じれなくなった俺は、だんだんまわりから離れていってしまって。
しかし、彩菜あの横顔。なにがあったのだろう。
でも、今の俺には、彩菜に声をかけることなんてできない。
つらいのにがんばっている彩菜を思ってか、その夜枕をぬらした。

けんかをしたわけじゃないのに、どうしても話すことなんてできない。
さいごに彩菜と話してもう1年以上がたっている。
自分の弱さが憎かった。結局は、俺はダメな人間なんだ。
彩菜の表情はずっとかわらず、俺の悲しみはずっと重なる一方だった。

そんな俺の心を知ったのだろうか。田口裕也の声がした。
「あいつをすくってやれるのは、おまえしかいない。がんばれ。
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