方角と風水(札幌人としての)/クリ
 
、日本人は古代からわざわざ川=水を克服することによって都市を築いてきたということになる。考えると大阪、名古屋もそうだ。大阪はほぼ全域がかつては海だったらしい。わずかに大阪城のあたりがポコッと小さな島になっていたほどという。名古屋はいくつもの河川に挟まれた場所。今でも台風が来たら何カ所も堤防の決壊の怖れがある。
どうして水浸しの土地に都市を築こうとしたのか。最初に浮かんでくる考えは「雇用対策」だったのだろうか、ということだ。
ピラミッド、ニューディール、田中角栄の列島改造がそうであったように、大規模土木事業を国策とする目論みだったのだろうか。
京都などはもともとそこにあった天然の地形を利用して
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