詩の境界線(最終更新9/16.2008)/佐々宝砂
ら認めず、あたかも触れることのできない「詩」という崇高な唯一神が存在するかのようにふるまった。どちらが正しいのか私にはよくわからなかった。ただひとつ私にわかったことは、「詩の定義はひとつではない」ということだった。
そこで私は、まず「最低限のスタンダード」を考えた。2002年当時はそこまでで精一杯だった。しかしそこでとどまっていてはいけないと思っている。私が読者として他の作者に課すスタンダードは『「詩でなければならない」という要請』でいいとしても、私が実作者として自分自身に課すスタンダードはもっと厳しいものでなくてはならない。
(2004.1/18.2:18)
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しか
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