「竜の瞳」(マオウと忠男と電球と)/仲本いすら
いや、あれを持ってまいれ」
オウサマは髪の毛がカールしている男を「じいや」と呼び、彼になにかもってくるように命令をした。
数分して、彼がもってきたのは
ただの、電球だった。
「おお、はやかったではないか、じいや。では、その「竜の瞳」を勇者忠男に渡したまえ」
「は?これが、竜の瞳?どこからどう見たってただの・・・」
「竜の瞳じゃ!!!!!」
忠男の初コメント、そして初突っ込みはオウサマの気迫によって阻止された。
じいやから竜の瞳を受け取った瞬間、忠男は驚愕の事実を知ることになる。
「・・・・・やっぱり、ただの電球じゃないか」
どこか
[次のページ]
戻る 編 削 Point(2)