ギルド批評05/11/15/黒川排除 (oldsoup)
 
詩一連目に書かれているような部分だ。おれが三年ほど前まで自宅で大声出して黒夢のナンバーを歌ってたことに匹敵するのかもしれない。

 そういった恥を作品として出すことが彼ら(先の作品を含む)のアヴァンギャルドだとして、話を次へ。この作品も「君」とおれとの関係を、つまり外的な関係を手がかりに何らかの結果を得ようとしているものだと言える。経路はこうだ。まず、その関係の領域を徐々に拡大して占領していったものを、「みんな」に奪われる虚脱感がある。そして大きい空行により表現された断絶を挟んで、彼が「みんな」と定義づけた一団体は輪廻のようなイメージの中にもつれ込む。ここまでの流れは良好であり、ここからの流れ
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