雑詩、着色済み/黒川排除 (oldsoup)
 
の光があり愛でる新緑の影にはいつも黒猫がまどろんでいた不可視の階段を上れば天国へ行けると信じてもがく様子は狂っていてとても見れたもんじゃないと気付いた    か
駆け上がる速さにも増して時の流れははやくて虚ろなんだ満たされた思いをポットに詰め替えて岩の下に封じ込める月の晩に歩いては行けない森の中へ迷い込んでひたすら願う事を願っていた口では説明できないけど悪食にすべてをゆだねて着替えた服に水分をまとわせて浴槽を一杯にしたり空にしたりして飢餓難民を笑うその度に電話口で警察官を口説いてみたり未確認飛行物体に乗って麦畑を倒しにいく激しく角張った図形に比例して精神は歪んでいき憎しみなど既に隣人にぶつけたと
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