雑詩、着色済み/黒川排除 (oldsoup)
たと供述しているだろうね ざらざらした砂漠の上でひとしきり泣いた跡にサボテンが枯れてジャッカルがそれを食べながら語るのは昔ワルだった話だ毛が抜け落ちた後に何者かが巣を作り分譲は速やかに行われ一部が日本と名付けられる砂は赤く光っているので汚れていると表現されるまたざらざらとした音が聞こえるのは常に頭を傾けたときであり他人がそれを病気というだけで気にしなければ済む事なんだと
どれいお断りの看板の立つ方角へ行ってみれば分かると蛇飼いの少年が渡した紙には何も書いてないばかりか少年はそれを紙幣だと言って騙そうとする顔がかわいいので檻に入れて養豚場へ連れて行き高値で取引させた太陽は高くふるさとを見続けているのだろうかと思うだが見てはいけない事を知りとても見たいものだと分かったのだ 足が重いという声が地底の寸劇に幕を開けた役者の揃っている一人が自分で置き去りにされた思い出を木の幹に塗り込み昆虫を呼び寄せ仲間になろうとしたが日が暮れても会話の一つも成り立たず色が崩れていき壮絶な投げ合いの後に人々は人々のような仕草で迎えた
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