夜警/MOJO
た。しかし半年経ち、一年が過ぎても、心に平穏はやってこなかった。そればかりか、瞑想中にふと視線を感じ、気配のある方へ神経を向けると、シュール・リアリズムの画家たちが描くような、目鼻立ちのバランスがはげしく崩れた者がじっとこちら見ているようなことも起こりはじめていた。
私とベッドの周りに寄ってくる異形たちとは、こうして出会ったのである。
〈未完〉
・左記カフカの掌編に触発されて書き出しましたが、どうにも纏まりません。
夜に沈んでいる。ときおり首うなだれて思いに沈むように、まさにそのように夜に沈ん
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