pすけの色即是空/第2の地球
 



独り暮らしの京都のマンションで pすけは死後4日くらいたって発見された
パソコンにうつぶせたまま 安らかに眠っていたときいた

ループに話をした
ループは 「おまえは暇だな」と冷たく言ったあとに
しばらくして
「たまにはpすけのことを思い出してやれよ」と言った
わたしはいまもその哀しい響きが 忘れられない


その夜は一睡もしなかった  眠ったらpすけが寂しがると思った
一晩中 月をあおいでいた 
「無駄に感傷的になるな」と 吐き捨てて ループはさっさと寝た
それもいいと思った
わたしは次の日も 仕事にも行かなかった 
もうなんだか こんなもんが現実
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