終わりのない唄 -the reverse side-(novel) /とうどうせいら
 
チで伸びをした。うーん。

あーーーー。
大人のおんなは疲れるなーーーーーー。

上を向く。友禅流しみたいな視界いっぱいの筋雲。この変な雲なんだろう。前ニュースで地震雲とかいって似たの映してたなぁ。朝陽が反射してオーロラみたいだ。彼の所からも見えるのかな。雲はずるい。

もぉいい。今日は休んじゃう。

わたしは携帯を取り出すために鞄を探った。今日も暑かった。秋なのに、真夏日の気温がずっと続いてるってニュースで言っていた。汗が鞄の上に落ちた。
お尻の感覚はまだあった。先輩の声が頭の中をゆらゆらしている。そろそろ淋しいでしょう。最近、生理がなかなか来ない。だるい。

だるい。も
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