クリームシチューに、あと少し/umineko
あれだけ豪語したあとなので、ちょっと弱気だったり。はは。
小麦粉は、バター見ながら目分量。ちょっと、カサってなってきたので、ミルクを、木べらをはわせて、ゆるゆる。火加減も、変えない。てきとーに手も休める。それでも身体は覚えている。これくらいの手ごたえに、これくらいのミルク。
なんてこと、ないでしょ?私が笑う。へーすごいね!琴美が目を丸くする。
なんてこと、なかった。完璧なホワイトソースを目指して、あれほど燃えてたのに。てきとーだった。コツなんてなかった。ただ好きだったのだ。
となりのお鍋の野菜スープを足しながら。ま、こんなもんかな?内心ほっとして、ゆっくりとスープのお鍋に半
[次のページ]
戻る 編 削 Point(6)