ある15歳の経路/小林レント讃1/渡邉建志
 
たたかな膜のようなものを持ちはじめる、レント作品のなかにたくさんの言葉遊び的なものを見出すことができるが、それがそれぞれにまた意味を持ちはじめるところが僕はすきなのだ。この詩においてこの一聯の言葉遊び(不協和音)があとあとに温かい解決を導き出すことになる。「そういうわけでもなく」が好きだ。



■スポットライト http://www.rondz.com/poem/poet/4/pslg3684.html#3684 部分


光は僕の 脳のあたりを突きぬけた
そこからは いろいろなものが 吹き出てきた


ここに、ひとつの爆発的イメージが初めて現われる。脳から吹き出
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