ある15歳の経路/小林レント讃1/渡邉建志
全体としては幸せな詩だが、既に脱線していることに作者自身は気付いている。気付いているのだが単純バカ的に幸せでもある。だから単純バカではないのである。危うい二重性は、まだ単純な幸せが勝っていて、文体も後の星間物質的爆発は伴っていない。
■ふたり http://www.rondz.com/poem/poet/4/pslg3618.html#3618 冒頭
ひとりぼっちが ふたりあつまり
ふたりぼっちに なったかといえば
そういうわけでもなく
言葉遊び的要素が言葉遊びに終わらずに、つまり表面的な意味や音韻的遊びにとどまらずに、何かしらあたた
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