ある15歳の経路/小林レント讃1/渡邉建志
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15歳のやさしい/やさしい語彙のなかに、ときどきふと現われる彼の氷のような詩語が、きらめく。この詩を後のほうまで読んでいくと、もう一つ彼の詩語が現われ、口ぶりの優しさかわいらしさとそのギャップに、私ははっとしてしまう。それにしてもこの歌うような題名が好きです。これだけでこの少年の声が聞えてきませんか?
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■スピード スピード http://www.rondz.com/poem/poet/4/pslg3572.html#3572 部分
線路はなくとも
列車は行くのだ
細かな部品を まき散らしながら
はしって行くのだ
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