ある15歳の経路/小林レント讃1/渡邉建志
い言葉で我々の頭のなかに豊かな映像を喚起するのは凄いことではなかろうか)の中で笑っている詩人は間違いなくレント少年である。彼は笑う 気持ちよさそおに。「気持ちよさそおに」と書かれたとき僕は普段嫌悪感を抱くはずなのだが、どうしてもこの少年が書くときにはその口ぶりが聞えてきて、その伸びる声が聞えてきて、たまらなくなる。ここは「お」でなくてはならないのだなとおもう。
■月の下に一人でいる http://www.rondz.com/poem/poet/4/pslg3465.html 冒頭
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月の光は 目の前で止まることをせず
一人の人間の 二つの水晶体を
つきぬけている
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