ある15歳の経路/小林レント讃1/渡邉建志
う言葉が、この少年の口から発せられるとき、僕には「日本語にはあまりあわない」と思われる、この感嘆詞が、まったくわざとらしく感じないことに、おもわず、ああ、と漏らしたくなる。
■白い日 http://www.rondz.com/poem/poet/4/pslg3464.html 冒頭
あんまりつづけて
空から白紙が 降ってくるので
人々は 狂乱した
『こんなにたくさんの紙を
埋めるだけの言葉を
私達は持っていない!』
一人の詩人は 窓からその様子を見て
笑っている 気持ちよさそおに
このデ・キリコ的世界(これだけ少ない言
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