アクロバティックな午後/合耕氏の作品について/渡邉建志
きの僕達と同じ用法だ。多分これだろうという気がしてきた。
決め台詞が出た後で、一行をおいての始まり方が素敵です。
洞窟の入り口に吹き込む風は
とつぜん洞窟。どこから現れたのかわからないけれど。
僕と 僕の父さんの失敗した企みが見ちゃいられなくて
第3(4?)の登場人物、僕の父さんが前触れなく現れました。二人でたくらみが失敗したそうだけれど、「みちゃいられない」(特徴ある言葉遣い)のは、擬人化された風だというのです。
蓋をするみたいに
なぎ倒さずに なぎ倒す いろいろ
笑えるけど まだ笑わないでいる僕は
このあたりに主語動詞
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