アクロバティックな午後/合耕氏の作品について/渡邉建志
 
分で自分のことを変といっているのがたまらないと思います。どんなポーズか読者は考えずにはいられず、読者参加型詩と言えるのではないでしょうか。



■割り箸の飛び方 http://po-m.com/forum/i_doc.php?did=22168 より

ばたばたと暴れる割り箸を
鳥かごから出して
その腰を捉えにくく感じているうちに
また空に見入る

実はこの引用の前の五行(「小麦をこぼしながら走り去るトラクター」以降)も気になる。そこを読んでいると、詩の翻訳不可能性なんてあるのかないのかわからないけどかっこよさげな言葉が頭に浮かんでくる。翻訳してしまうというこ
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