「 湖面にて。 」/PULL.
たれのゴミがよ。」
トウフとメタルの漫才も、
これが見納めかもしれない。
ブンガクが言った。
「最高の夏。
だったよな。
おれたちの夏。」
ああ。
おれたちの夏は、
いつだって最高の夏さ!。
「乾杯しようぜ。」
仕切るのは、
いつもアトトリの奴。
「乾杯すんには、
酒が足んねぇから。
おまえ取ってきてくれよ。」
「はいはい。
わかりましたよ。
三代目さん。」
「それは言うなって!。
プレッシャーなんだぜ。
これでも。」
「そんなもんなのか?。
おれには分からないけど
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