こんな詩を書きたいと思った/白糸雅樹
? こいつさえまともにしていてくれればこんなことにならなかったのに。
・・・・とまぁこんな内容の詩を書きたかったのだが、うまく書けなかった。具体的な些細な出来事をつくりあげることができない。気持ちの吐露が、既成の観念で作り上げた嘘でしかない。私の中にも毒はある筈なのだが、うまく吐けない。
これは、http://po-m.com/forum/i_doc.php?did=39092で紹介した、児童相談所職員が家庭訪問を予約していた前日に、継父が四歳児を床に投げつけて死に至らしめたという記事を読んで浮かんだものだ。どうも私は嫌な気持ちを書くのが苦手だ。妄想力も詩人としては弱すぎる。な
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