異常な時代に対する最終弁明 ?または、直観の疾走者/岡部淳太郎
 
なりのやり方で良い詩を書きたい」と、たったこれだけのことを言いたくて書いた文章です。その「いまこの時代」というのを「異常な時代」と翻訳してしまったがために、あれだけの反論が巻き起こってしまったのですが、正直、反論が巻き起こった時もいまも、「どうして?」という気持ちが拭えません。何だか変なところに噛みついてきちゃったな、という感じがしました。「抗する言葉」の中で本当に言いたかったのは文章の後半部にあったわけで、何でみんな文章の前半部にこんなにこだわるんだろう、この文章をちゃんと読んでもらっていないのではないだろうかとも思いました。
 現代を異常な時代であると認識することは自分にとってはごく当たり前
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