「書評」紛争の心理学:融合の炎のワーク A・ミンデル著/こん
 
ホットスポット」を逃さないように細やかにサポートします。そこでは感情的に反論することは恥ずかしいことでも大人気ないことでもありません。むしろ笑顔で大人、の対応がますます事態を悪化させることもあるのです。衝突、驚愕、凍りついた一瞬など、感情が大きく動く瞬間こそが「ホットスポット」なのです。あるテロリストはワークの最後に「ほんとうは誰も殺したくないんだ」と言いました。そこに至るには主流派の側の抑圧していたことに対する気づきと、ファシリテーターが適切にホットスポットを捉えたことにあります。

事態はいつもこううまくいくとは限らないけれど、どんな状況においても人間には変容
する可能性があることを信じ
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