「書評」紛争の心理学:融合の炎のワーク A・ミンデル著/こん
 
の言う「メタスキル」が必要です。言葉の向こうの微細なことへの感受性、気づくこと(アウエアネス)。成長した長老は裁かず、善悪もなく、トラブルに学び、独裁者にも耳を傾ける。長老はプロセスにまかせる。どの面の存在をも認める。神秘的な河の流れを尊重する。そうして自己(集団)のなかのまだ現れていない・辺縁に押しやられた一面を浮上させる。

長老は霊性、高次自我、言い方はなんでも良いですが魂の視点だと思います。その視点を大事にすることが主流派が牛耳る「民主主義」ではない、少数派、非主流派、たったひとりの意見も尊重する社会、ミンデルがこの本の中で言う「深層民主主義:ディープデモクラシー」なのだと解釈していま
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