「書評」紛争の心理学:融合の炎のワーク A・ミンデル著/こん
います。
ミンデルは、そのような世界に向けて「自覚の革命」という言葉を使っています。革命、です。ラディカルな言葉です。それでもあえて使っているのは、自覚の深化と世界の深化がつながっているという認識からです。それは甘く優しいポジティブシンキングではなく、怒号や否定、争いからさえ生まれるもの、泥をくぐりぬけて咲く蓮の花のようなものなのかもしれません。
アーノルド・ミンデル
1940年生まれ。マサチューセッツ工科大学大学院修士課程終了(理論物理学)、ユニオン大学院ph.D(臨床心理学)。プロセス指向心理学の創始者。ユング派分析家。著書は、「うしろ向きに馬に乗る」「ドリームボディ・ワーク」「プロセス指向心理学」「24時間の明晰夢」ーいずれも春秋社、など。
記:12月18日
戻る 編 削 Point(8)