きょーふのこんげん/佐々宝砂
ある。出られなくなったら(酸素不足や飢餓で死ぬかも知れないので)困るが、地上がきちんと存在していると信じられるならそんなに怖くはない。いつか出られるかもしれないじゃん(意外にオプティミストだなあ)。
あああっ、ここまで書いたら、幼いころの最恐最悪ネタを思いだしてしまったぞ・・・しかし、ええと誰が書いたのか思い出せないのでぐぐる。タイトルは「メビウスという名の地下鉄」、作者はA・J・ドイッチュ。単純に言うと、空間がメビウスの輪的にねじまがって、トンネルの出口と入り口がくっついちゃったよーというバカばなし。三浦朱門編集のアンソロジー『第四次元の小説』に収録。この本、確かに実家にあります。
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