そうして積もっていくのなら/nm6
 





この本の中には未知があるとして、「わかる」と「さかる」の境目をさがしています。燃える点は、きみは、官能とは。かすかに色褪せてカビ臭い文字、ぼくらを飽くなく生かすのはイメージで、触れ合う日々/人々をなぞり。あ、「わかる」と「さかる」の境目は、たとえばぼくと地面との間、つまりはその怠惰なのでしょうか。思い巡らすトレース、その密やかな行きつ戻りつ。たとえば猫は世界で未知で、ぼくは夜から逃げていきます。内側から出てくる自然、働きかけてくる外側に退屈しないぼくのいま/ここで、を。ようやく見えてきてそれは遠い。延々と。




ぼくらは、考えることをやめずに
ただ/
   そ
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