小説の習作 原稿用紙三頁 #18/田中教平
 
た。
 カナは熱いので、もう風呂に入りたくはない、シャワーを浴びて済ませたい、事告げてきた。
「しかし、腰は治ったのかい?」
「いや、ときどき痛む」
「じゃあ湯船に入りなよ」
「でもほんとうに熱いんだよ」
ユウスケは風呂に入った。西日が射しこんでもうすっかり午後であった。
 今日も右脚の膝が、仕事中でも痛んだ。
 ユウスケは丁寧さすってやる。
 膝を気にする事が増えた。慢性化してしまうかも知れない、と思った。
 湯から上がって着替えると、カナが料理していた。ハッシュドビーフであった。ユウスケは味見させられた。
「うん、美味しいよ」
「そう、野菜がね」
 流しのシンクに野菜
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