窓の習慣/後期
 
窓の隙間から
ひそかに
窓が入る。

Tシャツを
ひそやかに、脱ぐように
部屋が捲り返されていく。

ひとりで良かった
家族は諸用で泊まりなのだ。
気の毒なのは猫だ。
もう逃げる隙さえ
用意されていない。

部屋は、息をひそめ
そらで数えている。
どのくらい息を
止めていられるかを。

風の流れを見つめる。
だいたい四分だな、
ぼくの経験では十分という
最長記録があったけれど、
寸前だったな、、

あの窓は、若く見える
が、人で言えば
四十代であろう。
そんなに無茶は、しないに違いない
いや、あんがい三十代かも知れない。

窓は、ひそや
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