窓の習慣/
後期
そやかに
侵入をやめてくれない。
家族ごとやられた時は
阿鼻叫喚だったけれど
今日は不幸中の幸いだ。
風が生活の匂いを
吸い込んでいく。
先週、買った机が
少しずつ折り畳まれていく
それが、とても辛い。
ぼくにも、諸用があれば良かった。
クーちゃん、こっちへ早くおいで!
ひそやかに、窓は進撃を続け
部屋は
裏地を、露にされていく。
ぼくはさしずめ
洗濯表示のようなもので
猫は糸屑。
戻る
編
削
Point
(2)