夢の果て/秋葉竹
私を欺く真っ青な宇宙
しめった黄色いスポンジ
みたいなやさしい笑顔
すこしだけ寂しげに
落ちたすべての星たちが
宇宙に還りたいと呟く
したたり落ちる真紅の血の匂いが
生きる匂いだと知っているから
まうしろから押されるように
懸命に生きそうになる
からっ風が吹き抜ける
悲しい煙に咽ぶ
砂漠のオアシスのような街で
ふたりしてふたり
涙が滲みそうになる
いつまでつづくのか
戸惑いののちの
ポッと咲いたしあわせ
にんげんのつくった
にんげんのすむまち
いつまでも生きそうになる
あけっぴろげだから
隠された孤独なんかには
目をそむけて
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