夢の果て/秋葉竹
けてくれる
それで吐く息だけが
生々しい獣の匂いをあたりに漂わせる
月の窓からは
美しい歌声がかすかにだが
流れていて
夜が終わるまで
地上へ降りそそいでくれている
あまりにちいさな声でだが
拍手のかわりに
星を流した終えた宇宙が
真っ青な空になったとき
舞い
舞い
落ちつづけた星たちは
しめった黄色いスポンジみたいな
やさしい笑顔をみあげて
首をながく伸ばして
宇宙へ還れるときを待ちわびている
それだけが
落ちた星たちの夢
星は落ち
でもこのままで楽しげな
命を燃やし夢の果てまで
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