小説の習作 原稿用紙四頁 #05/田中教平
ケは疲弊していた。なんでこんなに疲弊しているのか、自分自身でも分からない。病気のせいと言っても、寛解に近いと思っていた。では、なぜユウスケは意気揚々と事業所に通所できないのか。その、根本的な問いが抜け落ちていた。
この家庭ではテレヴィをのけていた。ただ置いてあるだけだった。ラジオやCDプレーヤーは無かった。音楽を聞くといえば、スマフォのアプリに頼っていた。
ノイズ、を排除したかった。他にも色々ノイズを排除する為に、ユウスケもカナも自然、工夫していた。部屋はカナが荒らした。それが今朝は綺麗な状態に整っている。
ユウスケは環境がノイズの無い方向、綺麗な環境になればなるほど、自分自身を直視せず
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