詩人は局外者であるべきである/岡部淳太郎
 
笑わば笑え。僕には孤独が教えてくれた「答」が傍にある。だから僕は決して挫けないし負けることなどないのだ。
 随分と昔に「どこか遠くで」という詩を書いた。この『現代詩フォーラム』にも初期詩篇の一部として発表したはずだが見当たらない。削除してしまったのだろうか。いま手元にある一部限りの手作り詩集(そのようなものを作っていたのだ)『逆回りの螺旋』を見ると、一九九二年二月一九日の日付がある。そこに僕は「観察者としてのわが人生」という詩行を書いている。何とも示唆的な一行だと思うし、三十四年も前にこのような詩行を書けたことにわれながら驚愕する。思えば僕は観察者としての人生を生きてきた。この世の事象をただ観察
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