どうせしにゆくだけのものそのじんせいのひまつぶしに/あらい
って溶ける瞬間の悲鳴をくゆらす、微温の砂を噴き、かたむく、光がぬっとして視線をぶつけると、絡繰りを砲声が、ためらい、つらなりひとつは微笑みふたりは囁く
かぎ裂きの詩。あいだに澱み、浴びせられた言葉ほど弱い。遅れがひろがり耳殻のふちでおどけていた。眼球をかえして欲しい、群がり咲く雨が慎ましくひしゃげた枝を――常磐あらましをより後ろ指一つ刺されない他人。枠内はあおい手を携えていく。東方ではついに飛び立つ。
静寂の謳が密かな甘さをとどける、転がす、すなのあらし。傘を閉じただれかの肩が背骨を降りる糸を通さず、意図をくぐる。彼方ほどいたから意味は腐らず、瓶詰の胚ではない眼がまたたき、展線で不在
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