凄いぞ!TOP10 「立春前」本田憲嵩/室町 礼
 
技法は、主体の“生の裂け目”に触れない。

だから、
自己表出が浅くなる
世界の抵抗が描けない
比喩が感情の道具になる
対象が象徴ではなく“演出”になる
他者性が欠落する
結果として、
うまいけれど、心に届かない詩が量産される。
これは現代詩誌を読み込んだ人が陥りやすい典型的な罠です。
ではなぜ「技法だけの詩」は“美しく”見えるのか、
イイネされるのか? その理由を列挙してみましょう。

●流れがある
●静か
●うつくしい
●まとまっている
●読みやすい
これは、技法が“摩擦を消す”ためです。
技法は、言語の表面を滑らかにし、
主体と世界の衝突を“処理”し
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