凄いぞ!TOP10 「立春前」本田憲嵩/室町 礼
 
ではある。
しかし──
技法は学べるが、
技法の背後にある“世界との衝突”は学べない。
技法だけを学ぶと、詩は“まとまってうまくなる”
これは、
技法だけを吸収した詩人の典型的な症状です。
技法を学ぶと、言葉の配置は整う、比喩はそれっぽくなる
文体は洗練される、破綻がなくなる、読点や語順の操作が巧くなる
つまり、
“詩としての体裁”は整う。
しかし──
世界との接触がないまま技法だけが磨かれると、
詩はどんどん内閉的で情緒的になる。
なぜそうなるのか?
理由は単純で、
技法は主体の内側から出てくるものではなく、
外側から借りてくるものだから。
外側から借りた技法
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