凄いぞ!TOP10 「立春前」本田憲嵩/室町 礼
 

という“技法”を多用するからです。つまり、作者はこう考
えたはずです。
「春=花=光=芽吹き」なんて古い
「春=蜘蛛」というズレを作れば“現代詩っぽい”
これは新しい感性だ!
しかし、ここに決定的な落とし穴がある。
それは
「技法だけ」を学ぶと、詩は“うまくなる”が“よくはならない”
という地獄のような、詩の交換方式を知らないことによる陥穽
への堕落です。
現代詩誌(「現代詩手帖」や「ユリイカ」)を読むと、どうして
も“技法”が先に目に入る。
?意外な比喩
?断片的な文体
?季節の反転
?主体のズレ
?物象化
?言語の跳躍
これらは確かに「現代詩の語法」では
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