一日半/田中教平
 
した。ハイライトを喫うのを忘れていた。吸ってみても、やはりモヤモヤするだけで、チャンピックスがよく効いていた。ユウスケは書斎に向かうと、昨日のあらましを、小説として成してゆく作業を行った。
 カナは食べ終えると、洗濯に取り掛かった。
一通り作業を終えて、カナも書斎に来た。
「体温ね、六度、七分です」
「そう、今日はゆっくりするんだね」
「あのさ、ユウスケ、ユウスケとわたし、家にいる時間はほぼいっしょだよね。それでわたしばかり家の事するのは、違うと思うんだけど」
ユウスケは冷静になって
「うん、そうだね」
と応えた。
「やっぱり、わたし、それだと疲れちゃう。いつも疲れちゃう」
 
[次のページ]
戻る   Point(0)