大寒の頃/田中教平
ウスケは、原付バイクを走らせて、カナの好物である、コンビニエンスストアのチキンとミルクティーを買ってきた。本来、家計に請求すべきお金であったが、カナをてこずらせまい、と思って、ユウスケの少ないこづかいから出した。
そして考えるべきは、明日の朝食のことであった。
米を炊くことはユウスケにもできた。しかし、いざ米を炊飯器にセットしておこうという段になって、ユウスケの、病気の悪い面が出た。混乱してしまって、どうすれば明日の朝五時丁度に炊けるように予約セットすればいいのか、わからなくなってしまったのだった。
ええい、ままよ、という事で、その夜の内にユウスケは、早炊きでお米を炊いてしまった。そし
[次のページ]
戻る 編 削 Point(3)