SENTIMENTAL FOOL。/田中宏輔2
 
ったく思いがけなくも、ひとつの詩句が浮かんできた。
(グレゴリイ・ベンフォード&デイヴィッド・ブリン『彗星の核へ』上・第一部、山高 昭訳)

散り散りになった雲の切れっぱしが流れていった。
(フアン・ルルフォ『ペドロ・パラモ』杉山 晃・増田義郎訳)

でもどこへ行くというんだろう?
(ル・クレジオ『リュラビー』1、豊崎光一・佐藤領時訳)

どこで生まれるのか?
(アヴラム・デイヴィッドスン『ナイル川の水源』浅倉久志訳)

どうしてあれがわたしでありえよう。
(ジョン・ベリマン『ブラッドストリート夫人賛歌』27、澤崎順之助訳)

ぼくは自分が視るものに自分を視る
(オ
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