沈黙の時間に整理してみた。/足立らどみ
・余韻といった言葉以前の領域を教育から排除してきた点が問題視される。AI時代においては、知識や理論はAIに委ね、人間の教師は未成年の非言語的領域を守り、早すぎる言語化や正論の侵入を遮る役割を担うべきだとされる。教師とは「教えない勇気」を制度的に持つ人であり、余白を国家や市場、イデオロギーに回収させない番人である。
詩の教育もまた、まず教師自身が受けるべきものとされる。それは詩を書く技術ではなく、「分からなさに耐え、意味を急いで回収しない身体」を持つための訓練である。失恋を見守ることしかできない感覚と、詩を前に黙る態度、子どもの前で言葉を差し出さない姿勢は同じ構造を持つ。
後半では、AI
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