復路光路。渇いた群衆/あらい
 
に、フィルターを吐いて……花びらの欠片が耳の奥で視界を塞いでみせた。草の上に星を散りばめきらめきを咥える。笑みと暮すようにきこえる 新たな認識を与えますよう。
 まっすぐに突き抜けてゆく(宵闇の護岸/このあわい/見物人)は、こうしてくるひもくるひも 接吻も羊だろう。人寄りも物語はあるようだった風。どうかこちらへいらして。ただ緑の草原に息を殺し、内なる象徴をサビに浸して(再構築された現実)はまた――。或る段階では死なず

 あらゆるものの「わたくし」が裾をひき、尾を丸めこんだ捨て台詞

 足元も定まらない、小石を蹴飛ばし しゃがみこんだ裏側でひやりとした草木は(スペースを入れ、手紙を丸洗い
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