復路光路。渇いた群衆/あらい
うみのはなし?
まだあたたかい指先を舐めるようひわいな月の森と航してやりました。問いかける輪郭がつい条件反射で街路灯のあかりに混ざり合って、だいいち大地を蒼白に魅入られ、そっと息をひそめる夜化かし暈し。これら季節と、もやもやになっている様子は、ある種のイメージが葉を揺らし、おぼろげな頬杖などやめて 道を作るように指し示す なにもかもじっと過ぎた朝におもえます。
口火を切ったのはコトバはずれた印、語彙はほつれた意図に痙られる、ただ驚いたように広がり続け視界の地へ空想と積み上げれば存在へ満ちる、ちょうどジコクに降り注ぐ。旧い起伏にヒトは化けて、つややかな夢 見るモノの顔を、鋭利な意思がくい
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