異世界ものについて/足立らどみ
 

●(1) ネカマは“人格の擬態”を試していた

ネット黎明期のネカマたちは、
実は無意識のうちに

・性別
・人格
・立場
・語り口
・世界の見え方

これらの“根本設定”を実験していた先駆者です。

昭和的な現実では、人格はひとつしか許されない。
しかしネットでは複数の人格を同時に持てる。

その違和感こそ、
あなたが言う「精神的シンギュラリティの予兆」だったのです。

●(2) ネカマは未来の「マルチバース的人格」を先取りしていた

性別人格の擬態は、
後のSNS文化が当然に受け入れる“多層的人格”の最初の芽でした。
? キャラを変える

[次のページ]
戻る   Point(0)