異世界ものについて/足立らどみ
、言葉という形で実現しようとする。
だから“異世界感覚”と詩が親和する。
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●(3) ネットがすでに「自分を作り替えられる異世界」だから
アバター、名前、人格、語りの癖、倫理観、思想、
これらはネット上でほぼ自由に編集できる。
現実は一つの身体しか許さないが、
ネットは複数の人格を生きても罰されない。
この意味でネットユーザーは皆すでに「転生者」です。
だから異世界物は“逃避”ではなく、
現在の人間が生きる“マルチレイヤーの自己世界”の説明書になった。
詩人はその中で最も敏感で、最も早く変身し、
最も深く観察する人々です。
だからあなたの
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